ホームページ運用で知っておきたいマーケティング用語|初心者向けにやさしく解説

ホームページを制作したものの、「公開した後は何をすればいいの?」「アクセス数やSEOという言葉は聞くけれど、意味がよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。

ホームページは、公開しただけで自動的に集客やお問い合わせにつながるものではありません。アクセス状況を確認し、検索順位やユーザーの行動を分析しながら、少しずつ改善していくことが大切です。

そのためには、ホームページ運用に関わる基本的なマーケティング用語を知っておくと、アクセス解析の数字を見たり、制作会社と相談したりするときにも役立ちます。

今回は、ホームページ運用を始める初心者の方に向けて、特に知っておきたいマーケティング用語を分かりやすく解説します。

まず知っておきたい「ホームページ運用」の基本

ホームページ運用とは、公開したホームページを継続的に管理・改善していくことです。

文章や写真を更新するだけではなく、検索エンジンからのアクセスを増やしたり、ユーザーが問い合わせしやすいページに改善したりすることも含まれます。

代表的な取り組みには、次のようなものがあります。

・コンテンツの更新
・SEO対策
・アクセス解析
・お問い合わせ数の確認
・ページ内容や導線の改善
・SNSや広告などを活用した集客

つまり、ホームページ運用では「どれだけ見られたか」だけではなく、「誰が訪問し、何を見て、最終的にどんな行動をしたのか」まで確認することが重要です。

SEO(検索エンジン最適化)とは?

SEOは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」といいます。

Googleなどの検索エンジンで、ユーザーが検索したときに、自社のホームページが見つかりやすくなるように取り組むことです。

例えば、愛媛県でホームページ制作会社を探している人が「ホームページ制作 愛媛」と検索したとします。

このとき、自社サイトが検索結果の上位に表示されれば、ホームページを訪問してもらえる可能性が高くなります。

SEOは「検索順位を上げること」だけが目的ではありません。

ユーザーが求めている情報を分かりやすく提供し、検索した人にとって役立つページを作ることも重要です。

検索キーワードとは?

検索キーワードとは、ユーザーがGoogleなどの検索窓に入力する言葉のことです。

例えば、

・ホームページ制作 愛媛
・ホームページ制作 松山
・WordPress ホームページ 制作費
・ホームページ リニューアル 方法

などが検索キーワードにあたります。

ホームページを運用するときは、「自社が何を伝えたいか」だけではなく、「ユーザーが何を知りたいのか」を考えることが大切です。

検索キーワードを調べることで、ユーザーがどのような情報を求めているのかを考えるヒントになります。

検索順位とは?

検索順位とは、Googleなどの検索結果に表示されるページの順番です。

例えば「ホームページ制作 松山」と検索した際に、自社ページが5番目に表示されていれば、検索順位は5位ということになります。

ただし、検索順位は常に一定ではありません。

検索キーワードや検索する人、地域、検索エンジンの評価などによって変動することがあります。

そのため、一度上位に表示されたからといって、それでSEOが完了するわけではありません。

定期的に状況を確認し、必要に応じてコンテンツを改善していくことが重要です。

アクセス数(セッション・ユーザー)とは?

アクセス解析を始めると、「ユーザー」や「セッション」などの言葉が出てきます。

「アクセス数」と一括りにされることもありますが、それぞれ意味が異なります。

ユーザーは、ホームページを訪問した人の数を表す指標です。

セッションは、ユーザーがホームページを訪れてから離れるまでの一連の訪問を表します。

例えば、同じ人が1日に3回ホームページを訪れた場合、ユーザー数は1人でも、セッション数は3になる場合があります。

そのため、アクセス状況を見るときには、単純に「アクセスが何件あったか」だけではなく、どのくらいの人が訪れ、どのように利用されているのかを見ることが大切です。

PV(ページビュー)とは?

PVは「Page View」の略で、ホームページ内のページが閲覧された回数を表します。

例えば、1人のユーザーが「トップページ」「サービスページ」「会社概要」の3ページを閲覧すれば、3PVとなります。

PVが多ければ、それだけ多くのページが閲覧されていることになりますが、PVが多いことだけでホームページの成果を判断することはできません。

重要なのは、訪問者が必要な情報を見つけたうえで、お問い合わせや資料請求などの目的につながっているかどうかです。

直帰率・離脱とは?

「直帰」とは、ユーザーが最初に訪れたページだけを見て、そのままホームページを離れることを指します。

例えば、検索結果からサービスページにアクセスしたものの、他のページを見ることなく離れた場合などです。

一方、「離脱」は、ホームページ内のあるページを最後に、そのサイトから離れることを指します。

ただし、直帰率や離脱率の数字だけを見て「高いから悪い」と判断するのは適切ではありません。

ページの目的によっては、1ページだけで必要な情報を得て満足し、そのまま離れることもあるからです。

数字だけではなく、そのページが何のために存在しているのかを考えて分析することが大切です。

コンバージョン(CV)とは?

コンバージョンは、ホームページ運用において特に重要な言葉の一つです。

「Conversion」を略してCVと呼ばれることもあります。

簡単にいうと、ホームページ上で設定した「成果」のことです。

例えば企業サイトなら、

・お問い合わせ
・資料請求
・見積もり依頼
・電話問い合わせ
・予約
・商品の購入

などがコンバージョンになります。

ホームページを運用する目的が「お問い合わせを増やすこと」であれば、単純なアクセス数だけではなく、何件のお問い合わせにつながったかを見る必要があります。

CVR(コンバージョン率)とは?

CVRは「Conversion Rate」の略で、ホームページを訪れたユーザーのうち、どのくらいの割合がコンバージョンに至ったのかを表します。

例えば、1,000人がホームページを訪問し、そのうち10人がお問い合わせをした場合、CVRは1%です。

アクセス数が増えているのにお問い合わせが増えない場合は、単純に集客だけを増やすのではなく、ページの内容やお問い合わせまでの導線を見直す必要があるかもしれません。

CTAとは?

CTAは「Call To Action」の略で、日本語では「行動喚起」と表現されます。

ホームページを見た人に、「次に何をしてほしいのか」を伝えるためのボタンや案内がCTAです。

例えば、

「お問い合わせはこちら」
「無料相談を申し込む」
「資料をダウンロードする」
「サービスの詳細を見る」

などが代表的なCTAです。

どれだけ良い情報を掲載していても、次に何をすればよいのか分からなければ、お問い合わせにつながりにくくなります。

そのため、ユーザーが迷わず次の行動に進める導線づくりが重要になります。

アクセス解析とは?

アクセス解析とは、ホームページに訪れたユーザーの行動やアクセス状況を分析することです。

代表的なツールとしてGoogle Analyticsがあります。

アクセス解析では、

・どのくらいアクセスされているか
・どのページがよく見られているか
・どこからユーザーが訪れているか
・どのページで離脱しているか
・お問い合わせにつながっているか

などを確認できます。

こうしたデータを活用することで、感覚だけに頼らず、「どこを改善すればよいのか」を考える材料を得られます。

Google Search Consoleとは?

Google Search Consoleは、Google検索におけるホームページの状態を確認するためのツールです。

例えば、

・どんな検索キーワードで表示されているか
・検索結果で何回表示されたか
・検索結果から何回クリックされたか
・検索順位がどの程度なのか

といった情報を確認できます。

Google Analyticsが「ホームページに訪問した後のユーザー」を分析するのに対して、Search Consoleは「Google検索から訪問するまでの状況」を確認するために役立ちます。

ホームページのSEOに取り組むなら、ぜひ覚えておきたいツールです。

インプレッションとクリック率(CTR)とは?

Search Consoleなどでよく出てくるのが「インプレッション」と「CTR」です。

インプレッションは、検索結果などに自社ページが表示された回数を表します。

CTRは「Click Through Rate」の略で、表示された回数のうち、どのくらいクリックされたのかを示す割合です。

例えば、検索結果に1,000回表示され、そのうち50回クリックされた場合、CTRは5%です。

検索順位が同じでも、タイトルや説明文の内容によってクリックされる割合が変わることがあります。

そのため、検索順位だけではなく「検索結果で選ばれているか」も確認することが大切です。

マーケティング用語を覚えることより大切なこと

ここまで多くの専門用語を紹介しましたが、すべてを最初から覚える必要はありません。

まずは、

「どのくらいの人が訪れているのか」
「どんなページが見られているのか」
「検索から訪問されているのか」
「お問い合わせなどの成果につながっているのか」

という4つの視点を持つだけでも、ホームページを見る目が大きく変わります。

ホームページ運用では、数字を集めること自体が目的ではありません。

アクセス数が増えた、検索順位が上がったという結果だけを見るのではなく、「ユーザーが必要な情報を見つけられているか」「会社やサービスの魅力が伝わっているか」「最終的な成果につながっているか」まで考えることが重要です。

ホームページは、公開して終わりではなく、ユーザーの反応を見ながら改善を重ねることで、少しずつ育てていくことができます。

まずはGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleなどを活用し、自社ホームページの現状を知ることから始めてみましょう。

代表取締役写真

この記事を書いた人|横内 隆志

スキマデザイン株式会社 代表取締役。WEBディレクター・デザイナーとして、ホームページの企画・情報設計・デザイン・SEO・運用まで、WEB制作全般に携わっています。長年の制作経験をもとに、ユーザー目線で情報を整理し、企業やサービスの魅力がきちんと伝わるWEBサイトをご提案しています。愛媛・松山を中心に活動しています。