ホームページとLINE公式アカウントを連携させて、売上を上げよう

2025-04-10 by スキマデザイン

インターネットを活用した集客や販売が当たり前となった今、ホームページ（Webサイト）は企業や店舗にとって「デジタル上の看板」とも言える存在です。
しかし、ただホームページを作っただけでは集客も売上も思うようには上がりません。

そこで近年注目されているのが、「LINE公式アカウント」との連携です。
LINEは日本国内で9,500万人以上が利用しており、その圧倒的な普及率から、ビジネスにも非常に有効なツールとされています。
ホームページとLINE公式アカウントを上手く連携させることで、見込み客の囲い込み、リピート促進、顧客満足度の向上など、売上アップに直結する施策を実現することができます。

本記事では、ホームページとLINE公式アカウントを連携させて売上を上げるための考え方や具体的な手法、そして成功事例について詳しく解説していきます。

1. なぜ「連携」が重要なのか？

ホームページだけでは「一見さん」で終わる
ホームページを訪問したユーザーがすぐに商品やサービスを購入するとは限りません。むしろ、情報収集だけして離脱する「一見さん」が大半です。
そのままではせっかくのアクセスが無駄になってしまいます。

LINE公式アカウントで「見込み客」をフォロー
そこでLINEの出番です。ホームページに「LINEに登録してね！」という導線を設けることで、訪問者をLINEに誘導し、関係性を継続させることができます。
メールよりも開封率が高く、通知がリアルタイムで届くLINEは、フォローアップやキャンペーン告知に非常に有効です。

2. 連携によるメリット

メリット1：見込み客との関係を「自動」で構築
LINE公式アカウントには、ステップ配信（あらかじめ設定したタイミングでメッセージを送る機能）やセグメント配信（属性に応じた配信）など、強力なマーケティング機能があります。
ホームページでLINE登録してもらえば、後は自動で情報提供を継続できるようになります。

メリット2：LINEからの再訪・リピートを促進
キャンペーン、イベント、新商品の案内などをLINEで配信することで、ユーザーの再訪を促せます。
一度来てくれた人を何度も呼び戻すことで、LTV（顧客生涯価値）を大幅に高めることが可能です。

メリット3：問い合わせのハードルを下げる
LINEならメールより気軽に質問ができます。
問い合わせフォームよりもLINEチャットの方が返信率・成約率が高いというデータもあります。

3.実際にどう連携すればいいのか？

STEP1：LINE公式アカウントを開設
まずは無料でアカウントを開設しましょう。
ビジネス情報、プロフィール、ロゴ画像、営業時間などをしっかり設定します。

STEP2：ホームページにLINE登録の導線を設置
「LINEで予約」「LINEで相談」「LINE友だち追加で◯◯プレゼント」など、明確なメリットを打ち出してLINEへの誘導を行います。
バナー、ポップアップ、サイドバーなどで目立つように表示するのがポイントです。

STEP3：自動応答メッセージやステップ配信を設定
登録してくれたユーザーに対して、自動で挨拶メッセージやステップ配信（例：登録後1日目→サービス紹介、3日目→お客様の声、5日目→クーポン配布）を設定することで、効果的に関係性を深めていきます。

STEP4：コンテンツやキャンペーン情報を定期配信
季節のイベント、新商品の情報、限定クーポンなど、ユーザーにとって価値のある情報を配信しましょう。
反応率が高い時間帯に合わせて配信するのもコツです。

4. 活用事例

飲食店：予約率が30％アップ
ある個人経営の居酒屋では、ホームページに「LINE予約できます」のバナーを設置し、さらにLINE登録でドリンク一杯無料キャンペーンを実施。
その結果、LINE経由の予約率が約30％アップし、常連客の再訪率も大きく伸びました。

美容院：新規顧客をLINEで囲い込み、リピート化
ホームページにLINE登録フォームを設置し、登録後に自動で「次回10%オフクーポン」を配信。
その後も定期的にスタイル写真やお得情報を送ることで、再来店率が2倍に上昇。

ネット通販：LINEでカゴ落ち対策
ECサイトでカートに商品を入れたまま離脱する「カゴ落ち」をLINEでフォロー。
LINE登録者にはカート放置から2時間後に「忘れていませんか？」というリマインドメッセージを送ることで、購入率が25%アップしたケースも。

5. 注意点と成功のコツ

過剰な配信は逆効果
LINEは便利な反面、頻繁にメッセージが来るとユーザーはすぐにブロックしてしまいます。
週に1〜2回程度の配信が目安です。
内容も「売り込み」ばかりではなく、役立つ情報やちょっとしたエンタメ要素も交えてバランスをとることが大切です。

ユーザー目線を忘れない
「LINEに登録すると、どんな得があるのか？」を常に意識しましょう。
登録特典、限定情報、相談しやすさなど、ユーザーにとってのメリットが明確であることが重要です。

効果測定と改善を怠らない
配信メッセージの開封率やクリック率、登録者の増減などを定期的にチェックし、より効果的な施策にアップデートしていきましょう。

6. まとめ：ホームページとLINE公式アカウントの連携こそが「売れる仕組み」になる

ホームページとLINE公式アカウントを連携させることで、「一見さん」を「ファン」に変え、「ファン」を「リピーター」に育てることができます。
特に中小企業や個人店舗にとっては、大手のように莫大な広告費をかけずとも、地道に顧客とつながる手段としてLINEは非常に優秀です。

今あるホームページを最大限活かし、売上アップを目指すなら、今すぐLINE公式アカウントとの連携を検討してみてください。
それは単なる連携ではなく、「ビジネスの未来をつくる仕組み作り」への第一歩です。