ホームページリニューアルでドメインを変更する時の注意点

「ホームページのドメインを変更する」には、ただドメインを別のものにすること以外にも、「SSL暗号化通信(https)を有効にする」、「wwwのついているURLからwwwなしに変更する」等も含まれています。
既存ホームページがあまりにも古い場合は、利用するドメインが同じでも、細かい部分での変更は発生する場合がありますので、注意が必要です。
不適切な移行は、SEOやユーザーエクスペリエンスに深刻な影響を与える可能性がありますので、以下に、ドメイン移行の注意点を段階ごとに分けて詳しく説明します。

1. 準備段階

1-1. 現状の評価

トラフィック分析:
現在のドメインでのトラフィックデータを収集し、特に訪問者数や人気の高いページに注目します。そういうページのURLが新サイトでも同じになるように、パーマネントリンクの設定には注意をしましょう。
例えば元々のサイトの会社情報ページのURLが「・・・/kaisha」だった場合、新しいホームページで「・・・/company」にしてしまうと、そのページのGoogle評価がうまく移行できない、ということが起こりえます。

1-2. 新しいドメインの確認

ドメインの選定:
新しいドメインがブランドに適合しているか確認します。また、ドメイン文字列内に業種を表すキーワードを追加なども検討しましょう。逆に、詰め込みすぎて長すぎるURLにならないかも考慮しましょう。

法的確認:
ドメインが第三者の商標権を侵害しないか調査しましょう。同エリア内に類似のURLのホームページがある場合には、ユーザーの混乱を招く場合もあります。

SSL証明書の取得:
古いホームページでは暗号化通信(SSL化)を行っていなものもまだまだ数多くあります。HTTPSを有効にするためのSSL証明書をしっかり準備しましょう。

2. リダイレクト計画

2-1. URLマッピング

現行ドメインの全URLをリストアップし、新しいドメインのURLと1対1で対応付けることが重要です。また、古いホームページのURL最後が「ファイル名」になっている場合(例:/product.htmlなど)は、新しいホームページで対になるページのパーマネントリンクをどうするか、しっかり検討する必要があります。

2-2. 301リダイレクトの設定

サーバーの旧ホームページ側で301リダイレクト(恒久的なリダイレクト)を設定し、旧ホームページの検索エンジン評価を新しいホームページに移行しましょう。
移行期間はサーバー環境やタイミング、検索エンジンのインデックス状況等により変動しますので一概には言えませんが、概ね半年ほどは掛ると見ておいた方がよいでしょう。

2-3. エラーページの対策

新ホームページでサイトマップを整理した場合、旧ホームページのいくつかのページ、ファイルは消失することもあるでしょう。
404エラーが発生する可能性があるため、404エラーページを用意し、ユーザーをトップページ等に誘導できるようにしておきましょう。

3. SEOへの影響を最小限に抑える

3-1. サーチコンソールでの設定

Google Search Consoleで新しいドメインを登録し、Googleに新ホームページの情報を提供しましょう。

3-2. XMLサイトマップの更新

新しいドメインに対応したXMLサイトマップを生成し、サーチエンジンに送信しましょう。

3-3. 内部リンクの修正

内部リンクをすべて新しいURLに更新しましょう。

4. ユーザー体験の維持

4-1. デザインとコンテンツの確認

新しホームページへの移行で、ユーザーが新しいデザインやナビゲーションに違和感を感じないようにすることが重要です。
あまりにもおしゃれなデザインすぎて既存ユーザーがサイト内で迷ってしまう・・・、はホームページリニューアルあるあるではないでしょうか?
せっかくのリニューアルですから、以前よりも分かりやすい、伝わりやすいナビゲーション、レイアウト、動線にこだわりましょう。

4-2. モバイルフレンドリー対応

新しいドメインがスマホやタブレット、ミニノートPC等のモバイルデバイスに最適化されているか確認しましょう。
旧ホームページがPC用とスマホ用で別々のホームページを持っているなら、リニューアルの機会にレスポンシブ対応(画面幅によって自動で可変する仕組み)を検討しましょう。

4-3. テストとモニタリング

リニューアル後のサイト全体をテストし、リンク切れや表示エラーをチェックしましょう。

5. プロモーション

5-1. リブランドの周知

SNSやメールマーケティングで新しいドメインを告知し、ユーザーに移行を知らせましょう。

5-2. バックリンクの更新依頼

主なバックリンク提供者に連絡し、新しいURLに更新を依頼しましょう。

6. トラブルシューティングとモニタリング

6-1. トラフィックの監視

移行後数週間はGoogle Analyticsなどのツールでトラフィックを監視し、異常がないか確認しましょう。

6-2. リダイレクトの確認

リダイレクトが正しく動作しているか定期的にチェックしましょう。

6-3. SEO状況の追跡

検索ランキングやインデックス状況を確認し、必要に応じて調整しましょう。

まとめ

ドメインの変更はSEO、ユーザー体験、ブランディングのすべてに影響を与える重要なプロセスです。
注意点を踏まえて計画的に移行を進めることで、悪影響を最小限に抑えることができます。
また、リニューアル制作を担当する制作会社や、フリーランスがドメイン変更にともなうリスクを十分に把握し対応してくれるかもしっかり確認しましょう。