ホームページをノーコードツールSTUDIOで作るメリットとデメリット

現在主流のホームページ制作手法の一つとして「STUDIO」というものがあります。
STUDIOはノーコードツールとして注目されているウェブサイト制作プラットフォームです。
このツールを使用することで、専門的なプログラミング知識がないデザイナーでもホームページを簡単に作成することができます。
日本の会社が提供するサービスなので日本語のインターフェイスでわかりやすく、信頼感も抜群です。
以下に、STUDIOを使用するメリットと最後にデメリットも詳しく解説します。

STUDIOでホームページを制作するメリット

1. 直感的なデザイン

STUDIOの最大の魅力は、直感的なデザインインターフェースです。
ドラッグ&ドロップ機能を活用することで、ユーザーは簡単にレイアウトを作成し、要素を配置できます。
これにより、HTMLやCSS等などのプログラム知識がないデザイナーでも、短時間で美しいウェブサイトを作成することが可能です。
操作方法を学習し、慣れてくるとどんどん高度なデザインも組むことができるようになるので、とても間口は広く、極めると奥深いツールです。

2. 制作期間が短い

ノーコードでの制作なので、省ける工程が増え、結果的に早く公開することができます。
期間限定のキャンペーンサイトや新規事業で急いてホームページを用意しなければならない時には有力な選択肢になりますね。

3. 高品質なテンプレート

STUDIOには、プロのデザイナーが作成した高品質なテンプレートが多数用意されています。
これらのテンプレートを利用することで、デザインの手間を省き、すぐにスタートすることができます。
また、テンプレートはカスタマイズ可能で、自分のブランドに合わせたデザインに変更することができます。
カスタマイズ性がとても高いので、ベースは既存のテンプレートだとしても、オリジナリティの高い唯一無二のホームページを作成することができます。

4. レスポンシブデザイン

スマホでインターネットをする方が7割以上という時代です。
スマホで文字が見辛い、絵が小さい、レイアウトが分かりづらいでは、せっかく訪問してもらってもすぐ離脱されてしまいます。
現代のウェブサイトには、スマートフォンやタブレット、ノートPC、4Kモニターなど、さまざまなデバイスに対応することが求められます。
STUDIOは、レスポンシブデザインをサポートしており、作成したウェブサイトがどのデバイスでも美しく表示されるように自動で調整されます。

5. 完全無料で利用可能

STUDIOには、無料プランがあります。
独自ドメインが使えない、PV数に制限がある、STUDIOのバナーが表示される、などのデメリットはありますが、とりあえず、会社パンフレット替わりにネット上に情報があればいい、ということでしたら無料プランで十分かと思います。
また、期間限定のキャンペーンサイトであまり予算を掛けたくない場合にも、STUDIOは良い選択肢になると思います。

STUDIOでホームページを制作するデメリット

1. 独自の操作方法を習得する必要性

STUDIOはドラッグ&ドロップで簡単にブロックや画像、テキストを配置することができますが、配置するには一定のルール(例:その要素の外側に幅100%で指定したブロック要素が必要など・・)があり、そのルールを逸脱すると「なぜかうまくレイアウトできない」「デザインが崩れる」ということが発生してしまいます。
デザイナーが扱っているPhotoshopやIllustratorのようなプロ向けのデザイン用アプリよりも操作は簡単だと思いますが、普段あまりそういったアプリを使うことのない方、ピクセルやマージン、パディング等のウェブの概念がわからない、そもそもパソコンとか苦手、という方には逆に難しく感じるかもしれません。

2. ノーコードゆえ、直接コードを触れない

STUDIOはノーコードツールなので直接コードを記述することができず、いちいち編集画面上のインターフェイスで操作する必要があります。
正直、HTMLやCSSを自分で書ける人からしたら、余計に時間が掛かります。
また、外部の埋め込みコードにも対応できない場合もあります。(Googleアナリティクスやインスタグラムなどは可能です)

3. SEO対策の幅が限定的

STUDIOにも、SEO対策やウェブサイトのパフォーマンスを分析するための標準的なツールは組み込まれています。
ただ、WordPressのように、多くのSEOプラグインや設定オプションが豊富に用意されているわけではありません。
SEOに特に力を入れたいなら、STUDIOよりWordPressでホームページを作成した方が、長い目でみると有利かなと思います。

4. 独自ドメインを利用する場合の運用コスト

STUDIOを利用するには様々なプランがあります。
無料のプランでは、独自ドメインが使えず、STUDIOのバナー広告(あまり目立ちはしません)が表示され、PV数にも制限があります。
独自ドメインを使いたい場合は、STUDIOの有料プランよりも、個別にドメイン・サーバーを用意した方が継続的なコストは抑えられると思います。

5. パソコンのChromeブラウザでしか編集できない

STUDIOのデザインエディタは、Google Chromeブラウザでのみ正常に動作します。
そのため、他のブラウザ(例えば、FirefoxやSafari)や、タブレットやモバイル端末では編集操作が行えません。
これは、エディタがChromeのみに最適化されているためで、Chromeブラウザでの使用が推奨されています。
その点、WordPressだとそういった制約は一切ないので、複数人で管理運営する場合にも有利だと思います。
STUDIOの今後の進化で、他のブラウザやスマホ等でも編集できるようになればいいですね。

まとめ

以上のメリットとデメリットを把握した上で、STUDIOを利用するかどうかを判断することが重要ですね。
スキマデザインでは、お客様のご要望、事業環境、ご予算にあった最適な制作プランをご提案させていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください。