【静的HPと動的HP?】それぞれの概要とメリット、デメリット
静的ホームページとは?
「静的ホームページ」とは、サーバー上に保存されたHTMLファイルをCSSでデザインしそのままの構成でユーザーに表示するホームページのことです。
更新は手動で行われ、コンテンツは固定されています。
CMS(コンテンツマネージメントシステム)のホームページが主流になる前は、ほとんどのサイトが静的HPでした。
では、昔ながらのHTMLとCSS、JSで構成されたホームページは時代遅れなのでしょうか?
結論としては、やはり「時代遅れ」と言えるかもしれません。
メリット
1) サーバーリソースが少なく、表示速度が速い
動的なプログラムが裏で動いていない分、表示速度が速い傾向があります。
2) セキュリティリスクが低く、ハッキングの可能性が少ない
クローズド環境になれば、それだけで不正アクセスされる確率は下がります。
ただ、WordPressなどで導入できる便利なセキュリティプラグイン等が利用できないので一長一短でしょうか・・。
3) 制作に掛かる費用が高額になりがち
ひと昔前のホームページ制作では、100万、200万の開発費がざらでした。
もちろん当時の技術的に発展途上なWEBの世界で、制作費用が青天井だったという事情もありました。
デメリット
1) コンテンツの変更が手間であり、頻繁な更新に向かない
サーバーに直接FTPソフトでアクセスし、コードエディッター等の専用ソフトでファイルを直接編集する必要性があります。
2) ユーザーとのインタラクションが乏しい
固定コンテンツなので、ユーザーの反応で自動生成する動的HPと比べると弱いですね。
動的ホームページとは?
「動的ホームページ」とは、サーバー側で生成されたコンテンツをユーザーに提供するページです。
代表的なものではWordPressが一番有名ですね。
WordPressには専用の管理画面があり、HTMLやCSS等のプラグラムコードの知識がなくても直感的に管理運用が可能です。
広義で言うと、Xやインスタ、facebook等のSNSも動的ホームページと言えます。
データベースやサーバーサイドスクリプト(例:PHP、Node.jsなど)を使用して、ユーザーのリクエストに応じてページが動的に生成されます。
メリット
1) コンテンツの自動更新が可能であり、頻繁なアップデートに適している
WordPressの本体プログラムやテーマ、プラグインは継続的に改善されています。
自動更新にも対応しているので、ユーザーは手動でメンテナンスをすることなく、常に最新の状態に保つことができます。
これは「いたちごっご」になっているハッキング被害を未然に防ぎ、セキュリティを向上させることにも役立ちます。
2) 大量のコンテンツを管理システムを使って効果的に運用できる
WordPressにはコンテンツを管理するための管理機能(CMS)が実装されています。
お知らせやブログなどの投稿機能を使ってSNSと同じように気軽に情報発信できますし、固定ページの編集等も、プログラムコードの知識がなくても直感的に行うことができます。
3) SEOに強い
WordPressは検索エンジンにとって理解しやすいSEOフレンドリーな構造を持っています。
クリーンなコードと論理的なサイト構造が、検索エンジンにとってコンテンツをインデックスしやすくします。
「Yoast SEO」や「All in One SEO Pack」などの強力なSEO対策プラグインを簡単に導入できるのも大きなメリットです。
デメリット
1) サーバーリソースを多く消費し、表示速度が遅くなる可能性がある
適切なカタチで制作すれば、動的ホームページだから遅い、とはなりませんが遅くなりがちないくつかの要因はあります。
「プラグインの数が多すぎる」「アニメーションやエフェクト効果の多用」「画像の最適化不足」「動画コンテンツの利用」などなど。
ただ、上記の問題に関しては、プラグイン以外は静的ホームページでも同様の課題ですね。
表示速度はSEO的にも非常に重要な要素です。
表示速度にも配慮した、最適な制作方法が必要です。
2) セキュリティリスクが高く、ハッキングの可能性がある
一般的に「動的ホームページの方が外部と頻繁にアクセスを繰り返す分、不正アクセスには弱い」という定説がありますが、これは必ずしも当てはまりません。
WordPressの本体やテーマ、プラグインは、常に最新のウェブ環境に適応できるよう、アップデートを繰り返しています。
最新の状態に保つことで、セキュリティ効果を向上させることができます。
また、セキュリティ関係の拡張プラグインを無料で利用できるのも大きなメリットです。
3) 開発費用を抑えられる
一からすべてを開発するとやはり制作コストは膨大になります。
WordPressでは、ベースのテーマ(骨組み)と子テーマ組み合わせる制作手法が一般的です。
子テーマや各パーツをモジュール化し、サイトごとに最適なカタチにカスタマイズすることで、制作工程を短縮し、費用を抑えることができます。
まとめ
オーナー様のニーズや事業形態、制作規模、ウェブでの展開内容次第で制作方法は変わってくるかもしれません。
ただ目まぐるしく変化するインターネットの世界で、常に最新の状態で対応できることは大きな強みです。
現代のホームページ制作においては、まず「動的ホームページ」として作るかを検討するのが良さそうです。